カテゴリ
以前の記事
ライフログ
お気に入りページのリンクです
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
かれこれもう45回目の記事になる拙ブログですが、今まで一度もレストランに関することを書いておりません。 色んな町の色んなステキなレストラン・トラットリアに行きました。でも、レストランで写真を撮るのが、我々夫婦、どうしても、どうしても苦手でありまして・・・。 さらには、それをレポートするとなると「食事の時間を楽しむ」ことに没頭できなくなってしまうのです。なんとも不器用というか、何と言うか・・・。 今回、そんなこちらの葛藤も吹っ飛ぶ、とってもステキなレストランを見つけました!とにかく、このレストランを皆さんに見て欲しい!その一心であります。これを機会に、レストランの記事もちょっとずつ増やせていけたらいいのですが…。 ではでは、記念すべきレストラン記事第一回目、ご堪能あれ。 アルベロベッロの中心から歩くこと約20分。車がビュンビュン飛ばしている車道の隅っこを恐る恐る歩き、ほんの少しだけわき道に入ったところにそのレストランはありました。 以前に、仕事帰りに同僚に誘われていった夫が絶賛していたので何とかおねだりして連れて行ってもらいました。 門を入り、両側に広がる中庭を抜けると、一軒家のヴィラがあります。それがこのレストラン。一時前に着いてしまった我々は、営業時間に少しフライングだったようで 「よろしければ中庭の方でお待ちください」 と言われました。それもとても感じよく♪ その中庭にはこんな東屋が…。待ちますとも、喜んで! 庭の中央にある噴水を眺め、オリーブの木々を眺め、こんなステキな東屋でウェイティングなんて、待つことだって全然苦にはなりません。 待つこと15分ばかし。外の席を希望したので中庭を眺めながらのプランツォの始まりです。 まずワインリストに目を通します。うん、ワインはかなり安い!種類は少ないけれど、酒屋の市場価格で10€ほどのワインが16€で飲めるとはかなり良心的です。大体どれも市場価格+6~7€の値段設定でした。我々は、ロザートを一本注文。 料理のメニューを見ても、アンティ・プリモは5~8€ぐらい。セコンドは8~15€。 ウン、高くない。ただし、こちらも種類は少なかった!プリモはなんと3種類! コース料理もありましたが我々はアラカルトで注文。 まずは前菜「antipasto della casa(自家製前菜)」 プーリアのレストラン・トラットリアの最大の特徴とも言えるこのお皿たち。「盛り合わせ」ではなくて一つの皿に一種類の前菜というスタイルで少なくても6皿くらいは出てきます。それも結構なポーションで。言うなれば前菜のフルコース!冷たいものや生ものの前菜に始まり、最後はオーブン焼きやお肉の入った前菜が出てきます。海の近くのレストランになると、これが全部魚介類だったり、山の方だと全て野菜・肉類だったり、と店によってお皿の種類は変わってきます。 お皿の数も店によってそれぞれなのですが、とにかくすごい量の前菜がわんさと出てまいります。普通に日本で食べるのなら、これだけで「ギブアップ!」って言いたくなるほどの量が出てくる店もしばしば。我々の経験では最高15皿以上出てきた店もあります(笑)でも、そこの地域の特徴が如実に現れるメニューなので、我々はレストランに行くと、満腹限界値を超えてしまうことを覚悟でこれを必ず注文してしまいます。 ここの店の「antipasto della casa」は全部で8種類。 最初にリコッタチーズとブッラータ。リコッタチーズには桃のジャムが添えてあり、これがまたとんでもなく美味しかった!そしてブッラータ。知る人にとってはオレキエッテよりも重要なプーリアの名産品です。平たく言えば生乳で作られたモッツァレラなのですが、その違いは、その中に潜んでいる生クリームのような生乳。割ると中からブワっと溢れ出てきて、本当に初めて食べた時にはその美味しさに放心してしまったほどの素晴らしいチーズであります。 次はナス団子とバッカラ(塩漬けにした鱈)のフリット。今の時期はナスの旬でもあるので、この後もナスの入った前菜がひたすら続きます。それから、写真にはないのですがサラミと生ハムの盛り合わせも出てきました。 ナスとキッシュのような生地の重ね焼き。家庭料理になると塩がきつくなりがちな料理ですが、これは上品に仕上がっていました。そしてナスと季節野菜のオーブン焼き。くりぬいたナスの中にズッキーニやら玉ねぎやらを詰めて、トマトソースをかけて焼いたものです。こちらのナスは、日本の「米ナス」のような形をしています。輪切りにすると、人の手のひらサイズになるほどの豪快な大きさです。 ぺペローニと季節野菜のオーブン焼き。ぺペローニと言っても、今回出てきたのは日本のしし唐の特大バージョンのような形でしたが、辛くはありません。中に詰めてあるのは前出のナスバージョンと同じかも?という内容でしたが、文句は言う気になれません。美味しいから(笑)。最後にナスのモッツァレラチーズ焼き。 最後の二皿がサービスされた時に思わず「まだ出てくるの??」とおそらく顔中に書いてあるような表情でカメリエーレのお兄さんを見上げてしまい、「これで最後だからね」と先手を打たれてしまいました。まあ、これを頼むといつも最後はこんな感じ(笑) 私の注文したプリモ「chitarrina al pesto」。「chitarrina」となっているのですが、これはほとんどタリオリーニと同じでした。ペーストは、やはりプーリア特産のアーモンドが入っているようで少し甘味のある感じ。パスタに絡む大粒のクルミがいい感じのアクセントになってとても美味しゅうございました。 夫が注文したプリモ。パスタの名前は失念。パッパルデッレくらいの幅ですが、それよりも短く厚みもあり歯ごたえのありそうな感じ。私は食べてないのでわかりません(笑)ソースはポルチーニとトマト。ちなみに、メニューにあるもう一つのプリモは「フレッシュトマトとルーコラのオリキエッテ」。言わずと知れたプーリアの代表料理ですが、ルーコラが入るとアルベロベッロ料理になります。 と、ここで我々はギブアップ。残念ながらセコンドまではたどり着くことはできませんでした。また次回のお楽しみということで。そうそう、夜にはピザも食べられるんですよね~。中庭もライトアップされて又違った雰囲気になるのでしょう。次回は是非夜に♪ ワイン一本と前菜二人前、プリモ二品、デザート一品でお会計は60€。安いとも高いとも思わない、通常の値段設定です。 ステキな中庭と小鳥のさえずり、どこまでも青く高い空に包まれて、心満たされる食事の時間をを満喫しました。 アルベロの中にいながら「プチどっか行った気分」を味わえる満足感♪ アルベロにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。 fidelio 住所:Contrada Popoleto,12 ALBEROBELLO(BARI) Tel: 080 4321758 お昼は13時くらい~15時くらいまで。夜は20時くらい~12時くらいまで。 お昼のコース18€と45€の2種類・夜のコース35€。 徒歩で行くには、途中歩道のない車道を歩くのでちょっと危険です。 特に夜は暗いので、できれば昼か、車で行くのをオススメします。
by cricri021219
| 2006-08-09 15:37
| アルベロベッロ
|
ファン申請 |
||