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どーも、夫です!!嫁からワイン担当という任務を与えられてしまったので、自分のアヤフヤな知識と日々飲んだくれているワイン達を紹介していこうと思います。なにぶんアヤフヤな知識なものでご指摘があればじゃんじゃんお願いします!! ま~、初回という事で簡単にプーリアの気候、土壌、ワインの歴史について話そうと思います。 プーリアの気候の特徴 夏はものすご~く暑いです。真夏以外は、昼と夜の寒暖の差が激しいのも特徴的です。例えば今の時期などは日中30度越える日もありますが夜は半袖では寒いくらいに涼しくなります。そして冬は「南イタリア」という響きからは想像もできないほど冷え込みます。このような温度差が良質なブドウを育てている一つの条件となっています。 プーリアの土壌 中部より南には川が少ない、水が無いという事ではなくプーリア地層の特徴である柔らかい石灰岩で、地中で水が蓄えられ、ろ過され、ミネラル豊富な地下水となり海に流れています。(スポンジの様な地層ですね。) これは、ブドウの樹木にとって根を地中にしっかり伸ばし生きようとする生命力と必要なだけの水分・栄養を吸収できるという事だと思います。(ミネラル豊富な地下水が海に流れていることからプーリアの牡蠣・ムール貝etc…は、たまらなく美味しいです。) プーリアワインのブドウ品種と歴史 特徴的なのは原種的存在の品種が多く残っているという事です。 その歴史をひも解くと、まず紀元前2000年頃にフェニキア人によって南イタリアにブドウ栽培・酒造技術が持ち込まれました。その後ワイン発祥の地のギリシャ人により現在の基本となる品種が持ち込まれ、さらに良質な酒造技術が伝えられました。当時プーリアにはギリシャの植民都市が多く築かれ、ワイン造りはフランスはもちろん北イタリアも、南イタリアに遅れをとっていました。ワイン造りの中心は南イタリアだったのです。 しかし、中部のローマ人が高度なエトルリア文化を吸収し、その勢力を北に伸ばすと共にフランスへワイン造りが広まっていきました。そして、ワインの味・香り・バランスともにギリシャ文化の影響が根強く残っていたプーリアは、ローマ文化の影響が強い中部以北に取り残されてしまいました。 また、ギリシャ人は食後に甘めのワインを好んでいたのに対しローマ人は食事にワインを合わせて飲むという現在のスタイルを確立していたと言うことからも、料理の向上と共にワイン技術の向上も著しかったようです。 ということはやはり北のほうが良いのか・・・いや、現在はそうとばかりも言えないように思います。確かにプーリアワインの歴史は発展が遅れたために、ブドウの実やブレンド用ワインの他州への輸出が多かったことから「量産ワインの産地」などというレッテルを貼られていました。しかし、ここ20年ほど前からCOSIMO TAURINOや ACADEMIA DEI RACEMIグループなどを筆頭に、良質なワイン造りに意欲的に取り組む作り手がどんどん増えてきました。彼ら向上心の有る作り手達によって、手付かずの原種的存在のブドウ品種・豊かな土壌・太陽の恵みなどの好条件を兼ね備えた、他の土地では生まれない個性豊かなワイン達が現在進行形でパワーアップし続けています。 プーリアはまさに「エノトリア・テルス(ワインの地)」なのです! ふ~、ガラにもなく頭使いすぎました。疲れたので、情報収集のため飲んどけ~(笑) ではでは、次回から飲んだくれたワイン達の登場です。
by cricri021219
| 2006-05-24 02:58
| プーリア ワイン
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