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トゥルッリ地区以外の様子も続けてご紹介♪ 各家のテラスにも様々な電飾が灯ります。 ![]() ![]() ![]() 通りや広場にも惜しみなく灯るイルミネーション。 ![]() ![]() お肉屋さんのウィンドウにいる子豚ちゃんまでナターレ風♪ ![]() よく行くワイン屋さんの入り口。 中ではギフト用のスプマンテやパネトーネが所狭しと並んでいました。 この「テラスに登るサンタ」はイタリアのサンタクロースの主流モード。 表から見るとこんな感じ。「テラスに登るサンタ」は両手がふさがっているため、皆さん緑色のリュックをからってます(笑) でも、どのサンタも中身はプレゼントじゃなくって入ってるのは「草」だけ!これじゃただの不法侵入のおっさんじゃん! 我が家も少しだけクリスマス風に飾ってみたりしました。「いつかお店にも飾れるし・・・」とか「自分たちへのクリスマスプレゼント」など言い訳しながら買ってしまったクリスマスグッズ・・・。 電飾のチューブには合計7匹のリュックをからった不法侵入のおっさんがよじ登っています。Grottaglieのランプ同様、ちゃんと日本でも点いてくれるといいんだけど・・・。 ![]() ![]() 昨日23日の夜は、アルベロベッロのトゥルッリ地区のど真ん中でフェスタがありました。 以前、NOCIという町であったヴィーノノヴェッロのフェスタについてご紹介しましたが、それの食べ物+飲み物バージョンです。 10ユーロでチケットを購入し、トゥルッリ地区の中に点在している食べ物+飲み物ブースに立ち寄りながらぶらぶらと散策するというもの。 食べ物は全部で7種類、飲み物はワイン2種と最後に食後酒。順路通りに歩くと前菜からドルチェまでの一つのコースメニュー形式になっていました。 これはストロッツァプレッティというコイン状に伸ばした生地をくるくると巻いた感じのショートパスタのツナとオリーブのトマトソース。 こちらはバッカラ(塩漬けにした干し鱈)ときのこのフリット。バッカラはこの時期には欠かすことのできない冬を代表する食材の一つです。 ナターレには必須アイテムのお菓子カルテッラテ。パッパルデッレのような生地をカタツムリ状にくるくる巻き揚げたものに、砂糖をまぶしたり蜂蜜をまぶしたり、ヴィンコットというドルチェワインを煮詰めたようなソースをからめたりしていただきます。 ここにもいました!ピッチカピッチカバンド♪NOCIで出会ったほどの規模ではありませんが、楽しい事に違いはありません♪ 奥の広場では農民の格好に扮した一団がピッチカピッチカに合わせて踊っていました。 女性が身に付けている首飾りやブレスレットはみんな食材で作られたもの。 胡桃や唐辛子、タラッリや、中には子豚の形をしたスカモルッツァチーズを付けている人も! みんなすっごくかわいい♪ 寒さも吹き飛ぶほど楽しそうに踊ってる彼らを見ながら、私は本当にプーリアというこの地が大好きで大好きでたまらないんだ・・・などしみじみ思ったりしていました。。。美しくネオンに彩られたトゥルッリの続く道を歩きながら、料理をつまみながら、ワインを飲みながら・・・ナターレ前の夜が更けて行きました。 ![]()
久しぶりの更新です!!!!実に一ヶ月ぶり! PCの不調もさることながら使用しているネットの回線も最悪のようで 自分のブログにログインするのに今日は一時間半近くかかりました・・・。 一時間半ですよ!!ログインするだけで!(泣) ブログの更新には「忍耐」とある程度の「あきらめ」が必要なようです(苦笑) ![]() とまあ、イタリア通信事情の愚痴はさておき、今回はプーリア随一の陶器の産地、Grottaglieという町に行ってきました。Grottaglie の訪問は実は二回目。 前回の訪問の後PCトラブルに見舞われ、写真を全部失くしてしまったので今回の再訪とあいなりました。。 アルベロベッロのお土産屋さんなどに並んでいる陶器も、ここから仕入れられているものが数多くあります。 駅から1.5キロほど歩くと町の中心に着きます。その道中、プーリアのほかの町では見かけた事のなかった謎の物体に遭遇しました。 各家のベランダに設置されてある、卵形の陶器。聞くと、これは蓮の花だそうで、ベランダにこれを置くとその家庭に幸運がやってくるというおまじないとのこと。白や黄色や水色など各家々の窓枠の色に合わせて様々な色の蓮の花が並んでいます。とってもかわいい♪ 町の中心には「陶器博物館」なるものもあります。入場無料!![]() ![]() ![]() 写真は「陶器博物館」の中庭に展示してあったプレゼピオ(キリストの誕生を再現した人形)。このずんぐりした愛嬌たっぷりのスタイルがこの町の人形の特徴のようです。 博物館の中には、出土品の陶器が展示してあったのですがどれを見ても出土年月日が2000年代に入ってからのものばかり・・・。陶器の生産自体は15、6世紀から続く伝統あるものですが「陶器の町」を看板に町おこし(?)を始めたのはどうやらかなり最近になってからのようです。 そしてこの博物館の裏側の地帯に、陶器の工房が軒を連ねます。2人ぐらいで細々と営んでいるものから大量生産の工場まで大小様々。 町には、「陶器の町」の期待を裏切らない陶板があちこちに点在しています。 この「にわとり」はプーリア州のシンボルマークで、各工房の「にわとり」を集めたものもありました。 工房の表看板ももちろん陶板。 通り名の表示ももちろん陶板♪町の名前「Grottaglie」は「grotta(洞窟)」に由来しています。その昔外来人の侵略を受け、内陸の地へと非難してきた人たちが洞窟住居を構えて住んでいたのがこの町の起源と言われています。 現在ではその洞窟の姿はほとんど見られませんが、一見普通の家屋のように見える工房も奥に入ると洞窟風の部屋があったりして、洞窟の前に普通の家屋を建て増ししたことが想像されます。 ![]() このお店も、その「建て増し洞窟」店舗の一つ。お店の手前の方も雰囲気満点ですがさらに奥へと進むとまさに洞窟風情! そしてこの写真は、このお店で30年位前まで実際に使っていたという「窯」部屋。今ではディスプレイ用の部屋として開放してあるだけですが、天井は軽く3メートル、広さは10帖はあるほどの大きな部屋です。 私たちはこのお店でスタンド型のランプを購入。アイアン製のスタンドと陶器のランプシェード合わせて30ユーロ。日本でちゃんと点いてくれるかな・・・。つづく。。。。。 仕事を終えてやってきた夫との待ち合わせのため、いったんチェントロストーリコを出ました。すると、広場の奥のほうからなにやらドン、ドン、ドンと太鼓を打つ音が聞こえてきます。イタリアのお祭りには必須アイテムの伝統芸「旗投げ楽団」(←勝手に名づけました)の登場です。 カラフルなタイツをはき、童話にでてくる王子様のような格好をした少年たちが、太鼓やトランペットの奏でる音に合わせて旗を振ったり高々と放り投げてはキャッチしたり、、というものです。イタリアの各町にはきっと大小さまざまなこういった地元の「鼓笛隊」みたいなのがあるのでしょう。 この楽団のエースは15、6歳くらいの華奢~な少年でした。新体操のように旗を放り投げては背面キャッチ、あるいはお手玉のように3つの旗をくるくる回してはキメポーズ!などを淡々とこなし、観衆から拍手喝采を浴びていました。さて、夫も合流したところでテイスティングウォークラリー再開です♪ 夜も10時半を過ぎたというのに、チェントロストーリコの中は人でいっぱい。人ごみにまみれながらノロノロと進んでいくと・・・、その人ごみの先の方からと~ってもは楽しげなバイオリンの音色が聞こえてきました! ![]() 「あ~~~、ピッチカピッチカやってるよ!!」この瞬間、私たちのボルテージは最高潮にアップ!思わず歓声を上げ、いそいでその場へ駆け寄りました。 ピッチカピッチカとは、以前「うじ虫チーズ」の記事でもちょっと触れましたが、このプーリア地方の伝統音楽のこと。 その歌詞は全てプーリア方言(と言っても、町によってその方言も異なりますが)で歌われており、独特の高音の歌声とアコーディオン・バイオリン・カスタネットとタンバリンで刻まれる超ノリノリな二拍子のテンポは、体のどこかでリズムを取らずにはいられないほどの調子よさ!体の方が勝手に動き出すんです!以前、アルベロであった夏祭りのステージでその演奏を聞いて以来、私も夫もあまりにも楽しすぎるその音色のとりこになっていたのでした。 この日私たちが最初に出会ったのは高校生ぐらいのストリートミュージシャン風のバンド。ステージなんて無いぶん、音楽がすぐそばに、私たちのすぐそばに感じられます。観衆は踊り、道行く人たちも、ステップを踏んだり、クルクルと回りながら通り過ぎていきます。 そして、ここを通り過ぎるとまた別のピッチカピッチカの音色が♪今度はさっきよりも観衆も多くバンドも大所帯です。グラスを片手にそこらじゅうの人が踊っています!![]() ![]() ![]() 私たちの隣にいた夫婦は、奥さんが少しはみかみながらも向かい合って踊り始めていました。 ステップもとってもかわいいんです。男性と女性は少しステップが違い、男性は足の先を前に投げ出す感じ、逆に女性は膝から下を後ろに折る感じで跳ねます。ちょうど小さいころに良く遊んだゴム跳びみたいな感じ。とは言っても、厳密な踊り方とかはこの場ではもちろん無用で、みんな音楽に身をまかせ思い思いにはしゃぎ踊っています。本当に体が勝手に動くんです!夜中の12時近いというのにそりゃ~もう大騒ぎ♪ ![]() 私たちの心を打ったのは、こういった伝統音楽が特別な「楽団」とかではなく、高校生ぐらいの若い人たちのバンドや普通の地元の人たちのバンドによって今もなお生き生きと人々の中に「ある」ということ。 「大道芸」ではありません。彼らの前には「おひねり箱」なんて置いてありませんでした。お祭りだから、みんなでこのお祭りを楽しみたいから彼らは音楽を奏でるのです。心も体も踊りだす最高に陽気な音楽たちを。。。これが楽しくないはずがありません!! 12時半を過ぎました。ピッチカピッチカとの思わぬ再会に、大興奮!大感激!のチェントロストーリコを、後ろ髪をグイグイ引かれる思いで後にしました。。。 帰りの車へと向かう途中、チェントロストーリコの外で見つけたリキュールの屋台。チョコレートで作った小さなカップに、三種類(グラッパとチョコレートのリキュールと、、もう一つは失念!)のリキュールから好きなものを選んで注いでくれます。おいし~!「チョコレートボンボン」みたいな感じ。リキュールを飲み終わると、そのままチョコレートを口の中にポイ♪ レストランでご飯を食べた後、こんなのが出てきたらきっととってもハッピーな気持ちで食事を締めくくれます。これも「いつか夫がレストランを開いたらやってみたいことリスト」に即追加♪「またいつか、このお祭りに来れるかな~。」夫と二人でそんなことを話しながら行く帰り道。おばあちゃんになっても、ピッチカピッチカを聞くと踊りだしちゃうような・・・、そんな年の取り方をしていきたいなあと思ったりしたのでした。 (って、最近「おばあちゃんになっても…」妄想が頻発する私であります。。)
先週末の夜、お隣の街NOCIで「Vino novello」のお祭りがありました。 今年採れたブドウで作ったワインをみんなで飲んではしゃぎましょう、というお祭りです。 これがですね~~~、最高に楽しいお祭りだったんです!! NOCIにも、全周3キロほどのチェントロストーリコ(歴史的保存地区)があって、このチェントロストーリコ全体がお祭りの会場となります。 迷路のように小道が入り組んだチェントロストーリコの中に、10社ほどのアジエンダ(ワインの会社)のブースがぽつぽつと点在していて ワインのブースの他にも、パニーノやら焼き栗やらあったかスープの屋台もあり、そういったものをちょこちょこつまみながらグラスを片手にお目当てのアジエンダのワインをテイスティングして回ります。言うなればテイスティングウォークラリーみたいな感じ。まあ、スタンプとかはないですけど(笑) まず、チェントロストーリコの入り口のすぐそばにある広場でチケットを買います。 チケットには5杯分のワインの半券・そのワインを飲むためのグラス・グラスを入れる小さなバッグ・チェントロストーリコの地図がついています。これで5ユーロ!お得感抜群です♪ チェントロストーリコの入口。テイスティングウォークラリーの始まりです♪ 道には「DEGUSTAZIONE(お味見)」と書かれた案内が貼ってあります。地図がなくてもこれを目印に歩けばワインにありつけます。まあ、この目印がなくても人の流れに沿って歩けばワインのブースにたどり着けるほどの人ごみですが。 ブースの前にはすごい人だかり。 半券とグラスを渡すと、バリっとスーツで決めたお兄さんがワインを注いでくれます。 焼き栗を売っている屋台。このお祭りは、この辺りでは「FESTA DI CASTAGNA(栗祭り)」とも呼ばれています。とにかく焼き栗が大好きなイタリア人。 特にこのNOCIの栗は美味しいとの評判のようで、道行く人のほとんどが焼き栗をモグモグ、栗の殻はその辺にポイポイしながら歩いています。なので、道には栗の殻でいっぱい。歩くとバリバリと殻を踏みつける音がそこらじゅうでしています。 これは「ZUPPA DI LEGUMI(豆のスープ)の屋台。 5種類ほどの豆を野菜と一緒に煮込んだスープ。寒い夜に身体の芯から温まるごちそうです♪これで3ユーロ。 CINGHIALE(イノシシ)のサラミを売ってる屋台がありました。NOCIは、イノシシの料理も有名だそうです。 「顔食」ネタが続きますが、イノシシの頭も売っていました。買ってはいません(笑)ワインもたらふく堪能し、おなかも満たされながら夜も更けてゆきます。 道行く人もグラスを片手にみんな陽気になってきました。 そしてそれから、わたしたちは願ってもみなかった楽しい出来事に遭遇したのでした・・・。 つづく。。
Giovinozzaという町に行ってきました。 バーリで国鉄に乗り換え20分ほど北上する海沿いの町です。写真で見たことも、その名前を聞いたこともないGiovinozza。惚れるか否か・・・。期待を込めて、町へと近づいていく列車の車窓から、走り去っていく外の風景を眺めていました。 勘を頼りに、駅からチェントロ(町の中心)方面に歩きます。 大聖堂や、公園もあるチェントロ周辺。 辿り着いたチェントロ広場。奥に見えるのは高校のようです。町に漂う空気でわかります。何だかこの町を好きになれそうな気がしてきました。 チェントロのすぐ脇からチェントロストーリコ(歴史的保存地区)に入る道がありました。広場にあった地図版によると、私たちの目指すレストランはこのチェントロストーリコの中にある様子。 チェントロストーリコに入ってすぐあった小さな港。この日は空こそ青く晴れ渡ってはいるのですが海は突風の吹く荒れ模様。この右側の城塞からぐるりと町を海沿いに半周する形で城壁が続きます。 これは、城塞の右側の堤防から撮った写真。 チェントロストーリコの町並み。思わずくぐり抜けたくなるようなアーチや、 この道の向こうには一体何が??と確かめずにはいられないような小さな小さな小道が町のあちこちに張りめぐらされています。そしてこういう小道を抜けると、 突然、ちいさな広場が開けていたり、 誰かのお家の玄関に続いていたり、 教会があったりするのです。 車がやっと離合できるかどうか、ぐらいの幅の道沿いにそびえる大聖堂。一体誰が全景を堪能できるのでしょう??全周3キロほどの小さなチェントロストーリコの中に大小さまざまな教会がいくつもありました。 真っ白な漆喰に塗られたアルベロ周辺の町に見慣れていた私たちは、この「ヨーロッパ風」の石造りの佇まいにカルチャーショック受け、夢中でぐるぐる歩き回ったのでした。。 チェントロストーリコの中で途中すれ違った人の数はほんのわずか。でも、家の窓から時折漏れるカチャカチャというフォークや食器の音、テラスに揺れる洗濯物でこの美しい町に確かに生活が息づいているのが感じられます。 ![]() チェントロストーリコの中心広場。白いテントのお店が、私たちが食事をしたレストランです。 郷土料理をベースに、シェフの趣向がバランスよく取り入れられていた料理で、とても満足できるものでした。 このレストランがこの町にあってくれてよかった! 10年後にプーリアに来ても、またこの町でこのレストランで食事をしたい・・・。 10年経っても、変わらない町でいてほしい・・・。 「変わらない」といういのが難しい現在でも、この町だけは、、、と願いたくなる、そんな町でした。
一昨日の朝のアルベロベッロです。霧は朝8時半の様子。すごい濃霧。こんなの初めて! 一時間後→![]() 一時間後→![]() そして、霧の晴れた我が家のベランダに、こんなものを見つけました。 ![]() 「秋が無くていきなり冬だよ」と言いながら急な冷え込みに慌てて衣替えをしたのは先週の話。 今週はうって変わって、文字通り異常気象とも言うべき暖かさ。 アルベロでは最高気温25℃を記録したそうです。 フィレンツェでも28℃、シチリアでは何と30℃!! 通常、北ヨーロッパから押し寄せる寒気が、北アフリカからやってきた暖かく湿った気圧に追いやられているための「暖戻り」だそうです。 来週からは、例年通りの寒さに戻るとのこと。まあ、イタリアの天気予報ですから当てにはなりませんが(笑) 本物の冬がやってくる前に、すがすがしいプーリアの秋を肌に刻み込んでおこう、そう思うのでした。
前々回に引き続き、またもや強烈な変り種郷土料理をご紹介。 マリオ家にて、マリオの友人を招いて日本食を披露したその夜、その日のゲストの一人がお土産に持ってきたチーズにみんなが沸きました。 皆さん一様に楽しみな様子・・・。マリオも「kii、見てみろ!うまいんだぞ!」と、なにやら意味深なニタニタ笑い。 一見何の変哲もないチーズに見えますよね。。。。 これ、ご当地プーリアにおいてもとても貴重な一品でなかなか手に入らないのだそうです。 現在では、お店で売ることも禁じられているこの代物。 ![]() 「formaggio dei vermi」。vermiを日本語に訳すと「うじ虫」。 つまり、うじ虫によって発酵させたチーズということです。。。 発酵前のチーズにうじ虫の卵を付着させ、その卵がすくすくと育ち孵化していくに伴いチーズも美味しく成長していくという涙ぐましい成長物語。 あ~恐るべしイタリア郷土料理(涙) 小さすぎて、またチーズと同系色のため写真ではその姿は見えませんが、小さなうじ虫がチーズの中を元気一杯ピョンピョン跳ね回っているんです(涙涙涙) 「私には気持ち悪すぎる!!」と逃げまどうと、「ゴルゴンゾーラは食べるんだろう!!あれだってカビじゃないか!カビもうじ虫もおんなじだ!!」とはイタリア人の理屈。 まあ、確かに「カビ」も本来気持ち悪いものっちゃ気持ち悪いものなんですけどね・・・。 ナイフでチーズ(うじ虫入り)をたっぷり切り取り、パンにのせて美味しそうに頬張る彼ら。さも満足気であります。「気持ち悪い・・・。」と言いながらチーズの中にいるうじ虫の様子を見ていると、チーズを持ってきた張本人のミンモが満面の笑みで言いました。 「ほら、ピョンピョン跳ねてかわいいだろう?ピッチカピッチカを踊ってるんだ!」 「ピッチカピッチカ」またの名を「タランテッラ」と呼ばれるのは、プーリア地方の民俗音楽のこと。軽快なリズムに合わせて跳ね回るように踊る様子を見るのは、見ているこっちまで本当に楽しくなるステキな伝統なのですが、うじ虫がピッチカピッチカを踊ってるなんて・・・。贔屓目もいいとこです(笑) そしてまたもや。。。 「ここでしか食べれない・・・」という脅迫観念にも似た思いが私を奮い立たせ、ピッチカピッチカを踊るうじ虫と共にチーズを口にしたのでした。 その瞬間、うじ虫チーズを頬張る自分の姿と重なったのは、一昔前に人気を博した「なるほど・ザ・ワールド!」レポーターの「ひょうきんゆみさん」の姿(古!) せっかく勇気をふりしぼって「ゲテモノ」を食べてるくせに、その「味」を堪能する余裕を持てないのは、私の悪い癖のようです。(ここがプロのレポーターとの違い!?) 「うじ虫チーズ」も、食べることに必死で味を覚えていません。が、その勇気に値する味では「ない(!)」と思ったことは覚えています。。 今回も余裕シャクシャクに「うじ虫チーズ」を堪能した夫の感想によると、その辛味は確かにゴルゴンゾーラに通じるものがあるとのこと。ゴルゴンゾーラよりも酸味は強目、塩気はしっかり感じるのだけれどゴルゴンゾーラのようにきつくはなく丸いのだと。そして彼は言いました。「美味しい!」と。 うじ虫自体の味はあんまり感じられないそうです。 翌日マリオ家に昼食をいただきに行くと、 「朝起きてテーブルを見たら、昨日のうじ虫がたあああ~くさん跳ね回ってたのよ!!あ~気持ち悪い!!」 と、マリオの奥さんのコップは、キレにキレておりました。。。そりゃそうだよね・・・。 ![]() ![]() 9月の中旬くらいから八百屋に出回り始めたこの野菜。プチトマトのようにも見えますが、実はこれ唐辛子なんです。 まん丸のかわいらしい外観に惑わされてはいけません。味はしっかり唐辛子。辛いです。これを使って、冬に向けた保存食が作られます。 「唐辛子のトンノ詰め」まず唐辛子のヘタと種などの中身をくりぬき、塩漬けして一晩置きます。 翌日、しっかりと塩を洗い流し、今度は白ワインビネガーに一晩浸します。 さらに翌日、くりぬいた部分に唐辛子一つにつき、ケイパーを3~4個と缶詰のツナをギュウギュウに詰めます。 詰め終わったらビンにいれ、にんにくひとかけらとたっぷりのオリーブオイルで浸して出来上がり。塩漬け→ビネガー漬け という工程を経て唐辛子の辛味は随分丸くなりますが、食べ終わるころに軽く舌に残るピリピリとした辛味は、ワインというよりビールが進む美味しいおつまみになります。 瓶詰めをしてすぐにでも食べられるのですが、こちらの人は寒くなるのを待ってから食べ始めるようです。 「南イタリア」という響きからは想像もできないほど、冬には厳しく冷え込むプーリア州。寒い日の食卓ではこのような保存食や、あたたかなスープにたっぷり粉唐辛子を入れたりして身体に暖を取るのです。 ![]()
お久しぶりです。 昨日から今日にかけてマイPCは機嫌よく動いてくれています。 このまま調子よく続いてくればいいのですが・・・。 秋の深まるここアルベロベッロで、先日とっても珍しいものを食しました。 それは珍しいだけでなく、少々残酷でグロテスクで・・・、しかしながらとても美味しいものでした。 そう、これは「子羊の頭」のオーブン焼き。その外観はまるで砂漠に行き倒れた動物の死骸のよう。いくら食べることに貪欲な私と言えどさすがにこれは「ちょっと私には、、、無理。。」。 「ウマイから食べてみろ!日本じゃ食べれないだろ!」とゴリ押ししてくるマリオやその友人たちの勧めを頑なに拒んでいたのでした。 が、一つ、また一つと美味しそうに「頭」にしゃぶりついている彼らの様子を見ていると、私の好奇心はムクムクと膨らんでいき、、、マンマミーア! 「私も一つ食べてみる!!」思わずそう言ってしまったのでした。 「La testina」、日本語に訳すと「(小さい)頭」というこの部位。こちらではクリスマスのお祝いのときに食べるものなのだそうです。クリスマスには、まず身体の身の部分を食べ最後にこの頭のオーブン焼きを食するとの事。今日はいきなり「頭」からの始まりでしたが・・・。 ![]() まず、「頭」を縦に半分に割り、断面のほうににんにく・パセリ・パン粉・パルミジャーノをまぶし、オーブンで焼きます。「頭」は皮と耳を取り少し掃除してあるだけですので、すべて詰まった状態です。 この「頭」の食べどころは、脳みそ・舌・ほほ肉そして、、、、目玉!! 脳みそはフランス料理でも食べますし、それこそ私の好物でもあるのですが、それは「食材」として独立したものであり、小麦粉などをまぶして調理されたものですからグロテスクさは感じないのですが、これはですね、、、、、。頭蓋骨の中にある毛細血管付の脳みそをナイフでえぐり出しながら食べるわけですから、グロテスク具合は今まで食べていたフランス料理の「脳みそ」とは天と地の差です。味わいはというと、いわゆる「脳みそのソテー」といった上品な感じよりも「白子」をそのまま食べている感じ。美味しい。でも、この時点での私はその美味しさに浸る余裕はなく、ふとよぎる愛くるしい愛犬の姿を振り払いながら食べ続けることに必死だったのでした(苦笑) 次に「舌」。これは美味しかったですね~。「タン」であり、なおかつ子羊の香りがギュッと詰まった味わい。子羊だけに、その部分はとても少量なのですが濃厚な子羊の味わいは印象に深く残ります。舌の横にズラリと並ぶ「歯」は気味の悪いものでしたが、ここへきてやっと「ゲテモノ」を食べている甲斐性を見出せたのでした。 そして裏返して次は「ほほ肉」。この夕食会のホストファミリーの娘アントネッラに「このほほ肉がまたおいし~のよ♪」と勧められ「うんうん、ほほ肉は私も大好き♪」と調子よくフォークでほほ肉をめくると、そこにも不気味に並ぶ歯がズラリ。「うぅっ!!」と一瞬数センチ引きましたが、ホロリと落ちたそのほほ肉を口に運ぶと、これまたとびきり美味しい!!ホロホロ崩れるようにやわらかなほほ肉も、タンと同様少量なのですが子羊の味わいを堪能するには十分すぎるほどの濃い味わい。どこを食べても子羊は子羊なんですね~。タンにはタンの、ほほ肉にはほほ肉の味わいがあり、かつ子羊の深い余韻。 下あごの骨をはずし、隅々までしゃぶり始めたのは言うまでもありません。 ところが、最後に残った「目玉」。これだけは、どうしてもどうしても、無理でした。 何度かお皿にのせ、ナイフ・フォークを手に持ち「いざ!」と挑戦したのですが、これだけはですね~。。。 ギブアップでした。 皆様曰く「目玉が一番美味しいのよ!!」との事だったのですが・・・。 ちなみに、「kou(夫)に食べさせてあげて!」と言われ持ち帰った頭(目玉も含む)をぺロリと平らげた夫曰く、その目玉は魚のそれととても似ているとの事。といっても魚の目玉も食べたことがないので私にはよくわかりませんが、ゼラチン質でとっても美味しかったといっておりました。 そして後日談。翌日夫が職場の同僚に「昨日子羊の頭を食べたよ。」というと、全員が顔をしかめ「気持ち悪い!食べたのか!」といわれたそうです。曰く「確かに美味しいが、わざわざそうやって食べなくてもいい!部分部分で食べればいいんだ!」との事。 同じ地域でも、そういう「ゲテモノ」を好んで食べる人とそうではない人とはっきり別れるようです。 この夕食会に来た13名のために用意された子羊の頭は10頭ぶん。頭は半分に割るので20皿分の料理です。マリオはよほど好物なのか一人で4皿食べたと言っていました。 もう一度食べたいかといわれれば、、、、、 あの「舌」と「ほほ肉」はぜひもう一度食べたい!!でも、夫の同僚が言ったように、できればあの形ではなくて部分部分で食べたいと思うのでした。
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